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街のコーヒー屋、街の憩場、街の情報交換所として
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 忘年
2016.11.28 Monday

強い言葉で人をやり込める技法に長けている人がいる。

言葉巧みに煙に巻く事に長けている人がいる。

真実を隠し通しながら着地点を模索出来る人がいる。

言いたい事を上手く伝えられずに結局黙り込む人がいる。

どうせわかってもらえないから、と引きこもる人がいる。

感情を抑えきれずに自分を見失っていく人がいる。

生きる事はサバイバルゲームだと考える人と協調の時代だという人。


信念が強いと議論が過熱しケンカ腰になるが、付和雷同だと味気ない結果を招く。


多種多様な人が日々刻々と立ち寄るこの仕事場で、

私は正解のない回答を常に迫られている。

結構タフなこの仕事場は、こんな意外なやりがいもある。

そして、自分をしっかり持っていると言われながら実は、そんなみんなの内面に傾倒していく。


だから、だから、必ず訪れるみんなとの“別れ”は辛く、重く、堪え難い。
黄昏てゆくこの季節は、次々と訪れる別れの痛手の回復を遅らせる。

年末には、忘年会でパーっとしよう。来年に向けて。
| JAY BLOG | 16:30 | comments(0) | - |
Posted by : JAY
 走る光景
2016.11.18 Friday

窓から見える、赤茶けた落ち葉が路上を走り抜けていく様は何とも寂しげに映りますが、

ランドセルを背負った子ども達が何やら歓声をあげながら走り出す光景は

何と楽しげに映る事でしょう。

 

でも、よく見ると子どもの一人は大きな荷物を沢山抱えて

ちょっと辛そうにも見えます。

そして、落ち葉もまたよく見ると

時折くるくると舞ってみたりして、どこかダンスを踊ってるようにもみえます。

 

私も窓から見るだけでなく、表に足を踏み出して

外の空気をしっかり吸ってからあらためて彼らを眺めると

きっと違う感情が湧くのでしょう。

 

今日、また一つお別れをしなければなりませんでした。

その人とこの光景を眺める事ができたなら

きっとまた別の会話になるのでしょう。

 

一人で見る景色から湧く感情は、次第に固まったものになっていきがちです。

いろんな人と会話をしながら見る景色の創造性は、きっと豊かになる気がします。

 

時折煩わしくなる時もあるけれど、

やっぱり誰かと見ていたい、そんな事を考える秋の日を過ごしました。

 

ありがとう。安らかに。

 

 

 

| JAY BLOG | 21:21 | comments(0) | - |
Posted by : JAY
 主張
2016.11.07 Monday

多くの人が、“斯くあるべきだ”と主義主張を声高に叫び、またブログにSNSに書き込む。

当然のように私の信条も、確かにある。

それをこのブログなり店内なりで伝えてきた。

 

ただここ数年、世の変化に戸惑うようになってきた。

簡単に言ってしまえば多様性の深化。

それぞれ個の主張が強くなり、“個々の違い”として認めざるを得ない風潮。

「そういう考え方もあるよね」

もう少しシンプルだった大枠な道徳観も複雑化、多様化し、

「こういう見方もあるんじゃないかな」

時代が変わったと一言で片付けられる価値観。

 

昔は良かった、と言いたい訳ではない。

時は流れを止めない、と痛感してるだけだ。

だから最近は、人に対して”斯くあるべき”と断言しなくなってきた。

価値観の変化についていけていない自分が妙に虚しくなるから。

 

現代は毎日と言っていいほど、家族のあり方に疑問を感じさせる事件が続発し、

また賢い人たちの中には、「国」という最も大きな組織の“存在”にさえも否定的な意見が聞かれるようになった。

既成事実とはすごい物で、最初は面食らうほどの事実でも、次第に慣れてきていつのまにか認めるようになっていく。

家族、国に起こっている思想の変化にも次第に慣れていっている自分がいて、

さらにはそんな自分に面食らっている。

 

きっとこの個の多様化の流れは止まらない。

止める必要もないと考える人もいるだろう。

ただこの流れの先に待ち受けるもの。

安心して日々を過ごせる世の中の未来像はどうしても浮かんでこない。

 

強い主張のぶつけ合いはもう意味を感じなくなった。

しかし、だからこそ今まで以上に信念を強く持っていないとフラフラな生き方になり、

不安定な未来社会では生き辛そうな気がする。

 

拡張と収縮を繰り返すのは世の常であり、きっと現代は拡張段階だ。

だとすると次はどんな収縮が待っているんだろうか。

| JAY BLOG | 01:36 | comments(0) | - |
Posted by : JAY