新おやつを販売いたします!
リニューアルといった方がいいかな?
とにかく、浜崎へ!
浜崎伝建おたから博物館。
もう何回目の出店になるかな。
初めて出店した日、
主催者側が指示した場所は、信用金庫の前だった。
まだまだイベント出張にも慣れない、駆け出しだった私は
その場所にたどり着いたものの
設営に手間取っていた。
すると、斜め向かいの家の高齢のご婦人が
「あんた、そんな無粋な場所で客にコーヒー出す気?
うちの庭を貸してあげるからここでやりなさい!」と
半ば強制的に移動させられた。
その道路に面した庭は、綺麗に植えられた花々が
そこのご主人の几帳面な性格と
草花、庭を愛する気持ちが伝わる場所だった。
なんか、こんなに綺麗な場所で申し訳ないな。。。
ずぼらな性格で、
普段からジャンティーク号をあまり綺麗にしてあげてない私は
すっかり気後れしてしまっていた。
「このテーブルも使いなさい」と
イングリッシュガーデンにありそうなパラソル付のテーブルセットや
「電気もトイレも勝手に使っていいからね」
と何から何まで申し分ない条件で
営業させていただいた。
見ず知らずの、どこの馬の骨かわからぬ兄ちゃんに
よくぞここまで。
本当にありがたかった。
会話はほとんど奥様と交わし、
ご主人は「ウム」とうなずくだけの一見こわそうな方。
でも、そんな無口なご主人をその奥様は宝のように、
そして誇りに思ってらっしゃるのがヒシヒシと伝わる。
“あぁ、いい夫婦だな”とずっと羨ましく思っていた。
そんな、ご主人が、昨年突然逝かれた。
去年のイベントの時はあんなに元気だったのに。
そして、今年も招かれた。
「あんた、待ってるわよ。来るんでしょ?」
行かせていただきます。
今までと同じように。
5月22日 日曜日。
萩市、浜崎地区へ出張です。
ま、いろんな問題が世の中を取り巻いてて、
自分なりに無い知恵絞って
「どうしよう、こうしよう」と思案してる訳だけれど、
最近、導かれた答えが
「アナログ化」であります。
元々アナログ的思考回路だったから
わざわざ、「アナログ化」を謳わなくても関係ないだろ、と
思われそうだけれど、
いやいや、改めてアナログの良さを再認識することが大事なのですよ。
ちなみに「アナログ」って「古い」っていう意味じゃないですよ。
専門家じゃないので、偉そうなことは言えないし、正確な意味は書けませんが
大事なことは「連続性」ってやつです。
過去と現在、未来は連続してます。
あの場所とこの場所も繋がってます。
あの人の行動は唐突そうだけれど、
原因を探れば納得できそうです。
そして、
人と人との関係もデジタルでは限界があります。
商売もきっと同じ。
アナログな視点で、まずは考えてみることにします。
「連続性」です。