信号機とゾロ目
2010.11.24 Wednesday
家からジャンティーク一号車の営業場所まで、
信号機が八つある。
田舎道で、たいした距離もないのだが
八つも信号があると少々ストレスを感じることがある。
今朝の出勤時がそうだった。
見事にすべて赤信号だったのだ。
どうってことないことだけど
何かすっきりしない気分。。。
で、ふと十数年前のことを思い出した。
・・・
何をやっても“ツイテナイ”自分に嫌気がさしていた頃のこと。
自分でも薄々感じていたのだが、
会社の上司から
「お前、本当に運のないやつだな。近づくな、不幸が伝染る」
と言われ、はっきり“あぁ、やっぱりそうなんだ”と確信した。
(別に、その言葉に傷ついたわけではない。
彼は私をとてもかわいがってくれていて、
私が傷つかない程度のジョークとして言ってくれたのだ)
その頃、仕事上のストレスから
深い眠りにつけない毎日を送っていた。
夜な夜な何度も目を覚ます毎日。
そして、枕元のデジタル時計に目をやる。
・・・またか。
目を覚ますたびに、必ず「ゾロ目」の時間。
2:22だったり3:33だったり。
とても嫌な感覚のまま、無理に寝ようとする。
そして、また目が覚める。
5:55。
もう起きなきゃ、と出勤のための身支度を整える。
ゾロ目に起きるからツイテナイことが起きるのか、
ツイテナイからゾロ目を見るのか。
そんなどうしようもないことを考えながら会社へ向かっていた。
はぁ。。。
そんな日常が何年も続いていた。
と、ある日ある瞬間、
ポーンとある感覚が頭の中に入ってきた。
「こんなにソロ目で起きるって、ある意味奇跡だ」
「実は、すごいことなんじゃないか?!」
「俺ってすげぇ!」
全く能天気な発想。おバカだな、とも思う。
けど、けど!
それからというもの、ゾロ目に起きなくなったのだ。
というよりも、むしろぐっすり眠れるようになった。
そして、
いつの間にか“ツイテナイ”キャラも次第になくなっていた。
・・・
そんな事を思い出しながら
最後の赤信号を見つめてた。
やっぱ、たいしたことじゃねぇな。
しょうもないことだ、赤信号くらい。
信号機が八つある。
田舎道で、たいした距離もないのだが
八つも信号があると少々ストレスを感じることがある。
今朝の出勤時がそうだった。
見事にすべて赤信号だったのだ。
どうってことないことだけど
何かすっきりしない気分。。。
で、ふと十数年前のことを思い出した。
・・・
何をやっても“ツイテナイ”自分に嫌気がさしていた頃のこと。
自分でも薄々感じていたのだが、
会社の上司から
「お前、本当に運のないやつだな。近づくな、不幸が伝染る」
と言われ、はっきり“あぁ、やっぱりそうなんだ”と確信した。
(別に、その言葉に傷ついたわけではない。
彼は私をとてもかわいがってくれていて、
私が傷つかない程度のジョークとして言ってくれたのだ)
その頃、仕事上のストレスから
深い眠りにつけない毎日を送っていた。
夜な夜な何度も目を覚ます毎日。
そして、枕元のデジタル時計に目をやる。
・・・またか。
目を覚ますたびに、必ず「ゾロ目」の時間。
2:22だったり3:33だったり。
とても嫌な感覚のまま、無理に寝ようとする。
そして、また目が覚める。
5:55。
もう起きなきゃ、と出勤のための身支度を整える。
ゾロ目に起きるからツイテナイことが起きるのか、
ツイテナイからゾロ目を見るのか。
そんなどうしようもないことを考えながら会社へ向かっていた。
はぁ。。。
そんな日常が何年も続いていた。
と、ある日ある瞬間、
ポーンとある感覚が頭の中に入ってきた。
「こんなにソロ目で起きるって、ある意味奇跡だ」
「実は、すごいことなんじゃないか?!」
「俺ってすげぇ!」
全く能天気な発想。おバカだな、とも思う。
けど、けど!
それからというもの、ゾロ目に起きなくなったのだ。
というよりも、むしろぐっすり眠れるようになった。
そして、
いつの間にか“ツイテナイ”キャラも次第になくなっていた。
・・・
そんな事を思い出しながら
最後の赤信号を見つめてた。
やっぱ、たいしたことじゃねぇな。
しょうもないことだ、赤信号くらい。