おとそ。
正月に飲む、日本酒に薬草をいれたモノだ。
実は私は正式にこれを飲んだことがない、恥ずかしながら。
今までの自分の正月における行動パターンを振り返ると
正月は、ただひたすら朝から
種々アルコールを“飲む”“飲む”“飲む”。
そして、爆睡。そして、飲む。
おとそなんて考えたこともない。
ついでに、恥ずかしながら
「おとそ」を漢字で書くと
「御屠蘇」と書くということも知らなかった。
どうやら「蘇」という悪鬼を「屠る(ほふる)」ことらしい。
(Wikipediaより)
へー。
今日、このおとそに入れる薬草をもらった。
「あなた、おとそを飲む習慣があるかね?」
「飲んだことないっす」
「古い習慣を大事にするのもいいぞ」
・・…
実際に、来年の正月に
おとそを飲むかどうかはわからないけど
少なくとも、
おとその謂われや漢字を知らなかったことは問題あるな。
古いものが全て完全に良い、というわけじゃないが
古いものの発生理由や意味、歴史を知らずに、
ただ新しいものに取って代わらせる、古いものを捨てていく、
というスタンスでは
いつまでたっても同じ過ちの繰り返しだ。
せっかく過去の偉人たちが積み上げてきた
結果事象をまたゼロから考えなきゃならない分
後退だな。