
2016.11.18 Friday
窓から見える、赤茶けた落ち葉が路上を走り抜けていく様は何とも寂しげに映りますが、
ランドセルを背負った子ども達が何やら歓声をあげながら走り出す光景は
何と楽しげに映る事でしょう。
でも、よく見ると子どもの一人は大きな荷物を沢山抱えて
ちょっと辛そうにも見えます。
そして、落ち葉もまたよく見ると
時折くるくると舞ってみたりして、どこかダンスを踊ってるようにもみえます。
私も窓から見るだけでなく、表に足を踏み出して
外の空気をしっかり吸ってからあらためて彼らを眺めると
きっと違う感情が湧くのでしょう。
今日、また一つお別れをしなければなりませんでした。
その人とこの光景を眺める事ができたなら
きっとまた別の会話になるのでしょう。
一人で見る景色から湧く感情は、次第に固まったものになっていきがちです。
いろんな人と会話をしながら見る景色の創造性は、きっと豊かになる気がします。
時折煩わしくなる時もあるけれど、
やっぱり誰かと見ていたい、そんな事を考える秋の日を過ごしました。
ありがとう。安らかに。